第二言語は○○を超えない。そのため○○を鍛えることが第二言語の上達には非常に役立つ!
2022-08-30 英語発音 上達のコツ

こんにちは!阿久澤淳子です。
皆さんは、英語を上達させるためには「英語」のみを練習したり、学習してはいないでしょうか?
実は、それだけでは上手くいかないことが多いのです。
本日は、英語を上達させるための別の視点についてお伝えします。
実際に上達につながった方法もご紹介しますね。
第二言語は○○を超えない。そのため○○を鍛えることが第二言語の上達には非常に役立つ!
日々受講生の発音の上達や、英語力全体の上達を見ていると、
20年以上前に通訳スクールの先生から言われた言葉を思い出します。
それが
第二言語は、母語を超えない。
です。
そして、こう続きます。
だから、英語を上達させたいなら、母語(日本語)を鍛えること。
通訳として劣等生だった私は深く頷いたものでしたが、
20年経って当スクールにいらっしゃる受講生から、英語のお悩みを打ち明けられた時に、
これも同じだと思ったことがありました。
例えば
「私、英語の抑揚がない棒読みと言われます。」
という時、
たいていの場合、その方の日本語も抑揚がなく、棒読みっぽいのです。
また、英語での話があちこち文脈が飛んで
「何が言いたいのかわからない」人は、やはり日本語もその傾向が強い。
「ビジネスの交渉は何とかなるのですが、その後のディナーのテーブルトークが、英語が続かないのです。」
という方も、
「では、日本語ではどうですか?」と聞くと、たいてい
「あ、日本語でもテーブルトークが苦手です…。話しが続かない…。」
それはそうですよ。
日本語で出来ないことが、いきなり英語だったら出来るというのは無理があるのです。
そこで、英語の上達のために日本語を鍛える!
まずは英語で苦手なこと、人からNGを出されることを書き出します。
例えば
■英語で抑揚がない、平板だと言われる
■声が小さい、と言われる
■英語で音読すると口がまわらない
■英語で話していて、自分でも何を言っているのかわからなくなる時がある
などなど。
上記の問題をまずは日本語において解決するのです。
英語に比べて、母語(日本語)を話している時間の方が何倍もあるのですから。
以前、IELTSのスコアアップのためにいらした受講生で、これを実践して効果があった例があります。
その方には、
毎回レッスンの前に、日本語のスピーチを1分ほどしてもらいました。
(え!日本語のスピーチですか?と驚いてらっしゃいましたが。)
特に、最後の問題点「何を言っているのかわからない⇒論理的に話す」は、
「論理的な型」にはめて話すことを意識してもらいました。
日本語だから気が楽だし、指摘するとすぐに直せるから楽しくなった受講生は、
レッスンの前だけではなく、日々の仕事の時にもこれらに気を付けて日本語を話すようになったのです。
結果は?
はい、英語のスピーキングももちろん上達しました。
IELTSのスピーキングが、それまで1年以上学習して、どうしても4~4.5しか取れなかったのが6に上がりました!
「論理的に話す」ということを母語で習慣づけられたからこそ、
英語で論理的に話すことが前よりもずっと楽だったそうです。
まとめると
第二言語は母語を超えない。
第二言語(英語)を上達させたいのであれば、第二言語(英語)で困難に感じていることを書き出す。
それをまずは母語(日本語)において改善する練習をする。
特に、日常においてこそ、意識して改善する。
本日は、英語を上達させるための別の視点について書きました。
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