発音とリスニングが上達した人が実践した◯◯◯◯とは
2022-10-17 リスニング上達のコツ

発音とリスニングが上達した人が実践した◯◯◯◯
発音トレーニングでは、色々な手法を実践しますが、
その中でも英語中級以上の方に効果があったのが、
「発音の自己分析」です。
これは同じ内容の文章(1分弱)を自分で音読し、
毎回録音したものを、お手本の音声と比較し、分析すること。
また、自分の発音を、過去の自分の発音と比較し、
どこが改善されたか、まだどこが出来ていないか、などと分析すること。
この2つ。
まだ発音トレーニング開始直後だと、この自己分析が上手く出来ません。
一番多いのが、こんな自己分析。
①「自分の発音が正しいのか、正しくないのかがわからない。」
それが、回を重ねるごとに
②「L が正確である。THが、正しくなった。母音が区別出来ている。」
という音素レベルの分析が出来るようになり、
③「リズムが英語らしくなった。抑揚もついて、平板な棒読みではなくなっている。」
と文章レベルで分析出来るように変化し、
④「意味や感情が込められている。伝わっている。」
と分析出来るようになります。ここまでくると、発音自体がかなり上達しています。
①の「自分の発音が正しいのか、正しくないのかがわからない」というのは、
発音で意識すべきポイントが腑に落ちていない状態です。
それが、意識すべきポイントが正しく実践出来ている、
あるいは実践しようとしていると、
お手本との差異や過去の自分の発音との差異が、
くっきり立ち上がって見えて(聞こえて)くるのです。
「発音の自己分析」は、プロである私が分析し、指摘するよりも、
受講生の上達への効果が大きいように思います。
④の「意味や感情が込められている。伝わっている。」
ことが分析出来る状態になると、リスニングもかなり伸びています。
なぜなら、発音の様々なスキルは、全て意味を伝えるためのものであり、
その精度が上がることがリスニング上達につながっているからです。
ちなみに、リスニングを伸ばす手法にディクテーションがありますが、
ディクテーションを実施して、正解との差がわかったら、
必ずそれを「正しく音読する」ことが大切です。
そこが一番のポイントです!
このような自己分析と少し似ている研究がありましたので、リンクをしておきますね。
非常に興味深かったです↓↓↓
https://www.eiken.or.jp/center_for_research/pdf/bulletin/vol26/vol_26_p130-p145.pdf
最後までお読みいただきありがとうございました!
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