THが発音出来ない時は?
2022-10-18 発音あれこれ

皆様、こんにちは!阿久澤淳子です。
発音スクールにいらっしゃる生徒がてこずる音素はいくつかありますが、
その中でも TH は、最困難音素の一つでしょう。
しかし、ただその音が出せない原因は
出し方の難しさ以外にもあるなと常々思っております。
それは何か?
本日はそれについて書きますね。
英語を教える立場の方に特に読んでいただきたいです。
その前に
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さて、表題です。
TH が発音出来ない時は?
特に英語を教える立場の方に読んでいただきたいのですが、
例えば TH が発音出来ない時、
ただその音が出せない原因は出し方の難しさ以外にもあります。
それは、一つのやり方に固執している場合、
さらに、生徒と先生とでその出し方の感覚が違う場合です。
どういうことかといいますと、
THの出し方は
発音のテキストを見るだけでも様々な表現がされています。
3冊のテキストから引用すると、
■舌先を上の前歯の先に当てて、離しながら出す(英語耳)
■舌先を軽くかみ、舌と歯のすき間から「ス」と息を出す。(英語の発音が正しくなる本)
■舌先は上の前歯に触れるだけ。かまなくていい。(英語の発音直前6時間の技術)
どれが正しいやり方でしょうか?
当然ながらどれも正しいです。
ただ、それぞれのテキストの筆者の TH の感覚が違うだけなのです。
その感覚の違いが生徒によってもあるということです。
また、生徒は
「舌先を上の前歯の先に当てて」いるつもりでも、
実際には当たっていなかったり、ということはよくあることなので、
その生徒の感覚では、
「当てる」という表現よりも
「こする」の方が合っている場合もあります。
「当てて離す」よりも
「当てながら舌を前に出す」と表現すると
THの音が出やすい、ということもあります。
英語を教える立場の人は、一つの表現一つのやり方に固執してはいけません。
そして、人によってからだの感覚が違うのだという前提を
頭に入れておかなければなりません。
もちろん、生徒の側も同じです。
固執せず、柔軟な思考で。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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