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そもそもなぜ発音を教えようと思ったのか?きっかけになった10年前の2人の生徒のこと。

2023-04-18  発音あれこれ

皆様、こんにちは!阿久澤淳子です。

以前発音トレーニングを修了された方から、こんなご報告がありました。
お一人は「TOEICのリスニングのスコアが60点アップした!」
もう一人は、「会議の進行役を任された!」

お二人とも、当初は英語を口に出す練習が非常に苦手だった(すごく困った顔を毎回されていた)ので、感慨深いです。

そのお二人が上達後に、これが一番効いたと教えてくれたことが同じでした。
「腹式呼吸」

リスニング力アップに、
呼吸がどう関係するんだと思われるかもしれませんが、
やはり、これだなと私も思います。

さて、表題です。

そもそもなぜ発音を教えようと思ったのか?きっかけになった10年前の2人の生徒のこと。

発音スクールの立ち上げを途中であきらめなかったのは娘の存在だった
ということは以前の記事で書きましたが、そもそも発音を教えようとなぜ思ったのか。

最近よく聞かれるため、今日はそれを書きます。

スクールを立ち上げる前は、英語何でも屋をやっていましたが、
その中で英語講師として、銀行の新人英語研修を担当したことがありました。

中でも印象深かったのが、2人の男性新入行員で、
二人とも外国人がいる部署に配属され、部内での会話が困難とのことでした。

TOEICのスコアはほぼ同じ760~800点といったところ。
ただ、その後の英語(英会話)の上達は、大きく差が出ました。

一人は、部内でも外国人上司と仕事の話も週末の話も出来るようになりましたが、
もうお一人は、ほとんど変わらず簡単なやりとりも困難。

何しろ外国人同僚が発する短い言葉も聞き取れないとのこと。
私とのレッスンでも、宿題で準備してきたトピックでさえなかなか話せません。
しかし、書いてもらうとすらすら書けるのです。

読むのも全く問題なさそうでした。
(彼はその銀行期待の秀才で文献も英語で読まされているとのこと。
タイトルを聞いても私には難し過ぎて内容が想像できませんでした)

そして、一番の違いは「リピート アフター ミー」が全く出来ないこと。
CD音声のお手本も、私がゆっくり話すお手本も似ても似つかない英語でリピートされます。
その時、
「もしかして、彼の耳にはこんな風にしか聞こえないのかもしれない…。
だからお手本を真似すること自体が出来ないのだ。」

そう思ったのです。

なぜなら、私にも心あたりがあったから。

英語圏で生活している時、現地校に通う子供たちに
発音が違うと指摘されてもその違いが全くわからなかったから。

程度の差はあれ彼も同じなんだ。

ここを何とか出来れば、彼も会話が上達できるんじゃないか?と。
聞いて、話す。
それが出来るようになるんじゃないか。

しかし、
当時の私には発音の知識がほとんどなかったため、
リピート アフター ミーの手法しか使えず、
彼は、発音はもちろん英会話も上達することなく、
レッスン期間を終えました。

非常にもったいないとその時思いました。

新入行員で、あんな難しい文献も読みこなせて、
書くことはスラスラ出来るのだから
部署で同僚や上司と英語で意思疎通が図れることができれば、
もっと仕事が上手くいくはずなのに。

今は苦しいだろうな
何とかしてあげたかった
英語講師なのに困っていることを解消してあげられず、申し訳なかったと思いました。

今度依頼があったら、しっかり困ったところを解決したい。
そう強く強く思ったのが、私が発音に目を向けるきっかけでした。

そこから、実際に発音スクールを立ち上げて、
「発音を教える」までには時間がかかりましたが、
リピーティングが簡単に出来て英語を自分で上達していける人
それが出来ない人
どうしてよいかわからない人。

2人の新入行員とのことは、今でも思い出すことがあります。

今だったら、どういう道をたどれば
英語そのものを上達させていけるか、
手に取るようにわかるのになと。

最後までお読みいただきありがとうございます。


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