英語学習が続かない理由は、結局これだった?
2023-04-24 発音あれこれ

皆様、こんにちは!阿久澤淳子です。
英語学習が続かない理由は、結局これだった?
先日、TVを見ていたら、
元オリンピック選手が練習の苦しさについて、こんなことを言っていました。
「自分のためだったら、とっくの昔にやめていた。家族のためだから、がんばりきれた。」
私は、深く、深く共感しました。
日ごろ、モチベーションの維持について
「小さな成功体験が必要」や
「サポートしてくれる人の存在」など
生徒に説明していますが、
これは、あくまでモチベーション維持の仕掛けや工夫でしかなく、
本質は「それをどうしても達成しなければならない切迫した理由の強さ」にあると思っています。
その元選手にとっては、その強い理由が
「家族のため」であったのです。
私自身もそうでした。
といっても、英語学習のモチベーションのことではなく
(私にとって英語は好きなことだから)
できればやりたくない、今すぐやめようか、なんでこんなことに手をつけてしまったのか、
と何度も思った「スクールの立ち上げ」のことです。
ここからは、英語学習や発音のノウハウについてではないので、ご興味のない方は読み飛ばしてくださいね。
発音スクールを立ち上げようと思ったのは
「これはきっと英語で困った人の役に立つはずだ」という使命感や、
「私も世の中の役に立ちたい」という自分側の理由がきっかけでした。
しかし、いざ取り組み始めると起業なんて考えたこともなかったので、
教材を1枚作るにも数日かかるし、PCは苦手だし、
どうやって生徒を見つければいいかもわからなかったので、
やめようと何度も思いました。
実際、やめてもいい理由はいくらでも思いつきました。
この発音スクールを立ち上げなくても世の中の人は誰も困らない、
なぜなら今現実にないものなのだから。
使命感だけでは、モチベーションとしては弱かったのです。
また、自分のためという理由も、
これを達成しなくても今より自分が悪くなるわけではないのだから、
やめてもOKと言い訳できました。
それでもやめずに苦手なことをやりきったのは、ただ1つ「娘のため」でした。
当時、高校3年生だった娘はその前の年にちょっとした持病が見つかり、自分の将来に不安を感じていました。
受験の年でもあったので、彼女は毎日ため息をついていたんですね。
病気ひとつしない父親や頑丈に生まれた兄をうらやましがり
「いいなあ、丈夫で。私なんか…。」と。
そんな娘を見て、女性であっても、あまり体力がなくても、若くなくても、いきいきした人生が送れることを、
女親の私がみせなければと思いこんでしまったのです。
いったん始めたスクールの立ち上げをここでやめたら、娘の将来も暗くなるとまで思いこみました。
そのため、娘以上の大きなため息を何ヶ月もつきながら、
娘にはあきれられながらも、苦手なことでもどうしてもやめる訳にはいかなかったのです。
「自分のためだったら、とっくの昔にやめていた。家族のためだから、がんばりきれた。」
戦うレベルはまるで違いますが、元オリンピック選手の言葉に深く共感したのは、こういう理由からでした。
ちょうど娘がセンター試験の頃に、
「このトレーニングをもっと早く始めたかった!」
とコメント下さる生徒がいたことを娘に報告しながら
思わず泣いてしまいました。
私でもちゃんと続けられた!あきらめなくてよかった!
これで娘も大丈夫、と勝手に心の中で思いながら。
苦手なこと、やめたいと思うことをそれでも続けるには
「それをどうしても達成しなければならない切迫した強い理由」が要る。
それが「具体的な誰かのため」ならば、やめることにブレーキをかけられる。
もしも英語学習が続かないのであれば、それらがないからかもしれません。
そんな風に思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました!
語力を活かして仕事をしたいと思っていらっしゃる方へ
発音&リスニング完全マスターコース 個別体験レッスン
▼お申し込み受付中▼
今ならメルマガご登録の方に限り、割引価格で体験レッスン受講できます。
プロが教える「本当に聞き取れる」発音上達のコツ
▼ 無料メルマガに登録する▼
ブログ更新情報の受取りはfacebookが便利です
イングリッシュ・ジョイでは英語に関連する様々なお役立ち記事を定期的に更新しております。記事の更新情報はfacebookで通知しています。facebookページに是非ご参加下さい。