説得力ある「発音を直す理由」が知りたいです

さて、英語講師の方からこんな質問がありました。
特に発音矯正希望者ではないが、発音を直した方がよい人に対して、
一番説得力ある「発音を直す理由」を知りたいです。
正直、私自身、通じれば完璧でなくてもいいかなと思ってしまうことがあります。
このようなご質問は、かなり頻繁にいただきます。
メルマガにも何回か書いたことがありますので、
古くからのメルマガ読者の方は、阿久澤が何と答えるか多分おわかりかと思いますが、
今回は、誰に英語を教えているかで少し答えを変えようと思います。
①対象者が子供(特に中学1~2年生)の場合
「色々考えてないで、正しい発音を教えて下さい」
理由:発音の仕方を教えないのは、例えばテニスが全く初めての人に、
ラケットの握り方や構え方、ステップの基本を教えることなく、
いきなり球を打ち返せと言ってるようなものだからです。
②対象者が社会人の場合
発音を直す必要を感じていない方に、発音を矯正する必要は全くありません。
>正直、私自身、通じれば完璧でなくてもいいかなと思ってしまうことがあります。
はい、全くその通りだと思います!
今、困っていない、しかも通じているのであれば「通じる発音」で十分です。
なまりがあったって、「通じているならば」それで問題ないと私は思います。
こちらが、以前メルマガで紹介して一番反響が多かった動画です。
1人で67もの英語のなまりを再現しています。
とても面白いです。
https://www.youtube.com/watch?v=riwKuKSbFDs
日本人は31番目。(そんなにカタカナっぽくないですが)
29番のインドなまり、30番の中国なまりは聞き取れますか?
37番のナイジェリアは、確かにこんな様なしゃべり方で聞き取りに苦労した過去を思い出します。
この中では、17番のアメリカ発音が、私にとっては一番聞き取りやすい発音です。
発音を直す必要を感じていない人に、発音矯正をする必要は全くない。
そもそも直す必要を感じない方が、発音の練習などする気になるでしょうか?
↓
社会人で発音を直した方がよいのは、「発音を直したい理由がある」人です。
逆になってしまいましたが、理由が先にくるべきです。
「今のままでは、英語が通じない人」
「通じはするが、リスニングに問題がある人」
「通じるし、リスニングもある程度出来るが、もっと信頼される話し方が必要な人」
など、困っていたり、悩んでいたり、こうなりたいという希望がなければ、
そもそも発音矯正の練習などしたくないだろうと思います。
英語を教える方の「こうした方が良いのに」と思う気持ちもとてもよくわかります。
しかし、大人が何か取り組むためには、その人の中に「理由」がなければならない、
そちらが先だと私は思います。
動画は面白いので、ぜひ見てくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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