英語の発音が上達するコツはこれ!①英語の歌を使って練習
2015-11-13 英語発音 上達のコツ
英語の発音が上達するコツはいくつかありますが、まずは「英語の歌を使って練習する」をおすすめします。
英語の歌の練習は、びっくりするほど英語の発音上達に効果があります。
それはなぜでしょうか?
1.腹式呼吸(英語発音にも必須!)を習得できる。
2.英語の音節(シラブル)が音ではっきりわかる。
3.英語のプロソディ(イントネーション、リズム、アクセントなど)が自然に身につく。
4.反復練習(聴くのも、声に出すのも)が苦じゃない(むしろ楽しい!)。
1.腹式呼吸について
「電車の中でよく響く声だなあと思って振り返ると英語だった」という経験はないでしょうか?
私はまだ発音の勉強をしていなかった頃から、英語のネイティヴの声はなんであんなに強くて響くのだろうと思っていました。
その疑問の答えが、腹式呼吸でした。
英語は息のコントロールがとても重要で、英語のネイティヴは小さい頃から腹式呼吸で声を出していたのです。
腹式呼吸でなければ発音できない音もあるほどです。
例えば、レッスンの最初の方でやる [z] 音ですが、私はこれがどうしてもカタカナっぽく ズとなりがちだったのですが、お腹を使って息を送るコツをつかんだ途端 母音の混じらない [z] 音が出せるようになりました。
その腹式呼吸を自然に練習できるのが、歌です。
呼吸だけではなく、英語の発音に必要なのどをあける、顔の前で響かせるなどといった、通常歌のレッスンでしか言われないようなトレーニングも、歌を使うとすんなり理解してもらえたりするのも、英語の歌のレッスンの効用ですね。
腹式呼吸のやり方については、後日あらためて書きますね。
あ、それから、歌を使わなくても英語の発音をすんなり理解し、お手本通りの発音を再現される生徒さんがいらっしゃいますが、伺うと、日本語で話す訓練をされた方(講師業やアナウンス訓練を受けた方)で、すでに腹式呼吸が身についていらっしゃる方であることが多く、納得です。
2.英語の音節(シラブル)が音ではっきりわかる。
そもそも、「英語の音節」って何でしょう?(実は私自身、音節なんて全く注意を払っていませんでした。)
「英語の音節」とは、母音を中心とした音のまとまりで、1音節には母音が一つだけふくまれます(二重母音は例外)。
ますます??となってしまいますが、では、なぜこの音節が重要なのかといいますと、この音節が発音の最小単位で、ネイティヴは音節で聞いて言葉を理解していくからなのです。
つまり音節単位の発音ができないと(カタカナ発音であったり、音節に関係なく単語でぶつ切りに発音したりすると)、英語として通じない、ということになってしまうのです。
とはいっても、英語の音節(シラブル)の感覚なんて、なかなか日本人にはつかめないのですが、それを音符でやるとなるほど!とすっきり把握できます。
例えば Let it go (Frozenアナと雪の女王)の歌いだしは10音節
The snow glows white on the mountain tonight
サビの部分は3+3+7 音節
Let it go, let it go, Can’t hold it back anymore
いかがでしょう?メロディーを思い浮かべてみてください。
これが、普通の文章で練習するとなかなかピンとこなくて、単語でぶつ切りにしたり、カタカナのように全ての単語に母音をくっつけて発音してしまいがちなのです。
音やリズムをのっけると音節という概念がわかりやすい!
3.英語のプロソディ(イントネーション、リズム、アクセントなど)が自然に身につく。
またまた小難しい言葉がでてきましたが、プロソディ(韻律)とは自然な英語の発話における、イントネーション、リズム、アクセントをまとめた英語の音の流れの音楽的な要素全てのことです。
つまり、英語独特のメロディのようなものです。
感情をこめて、伝えたいことをハッキリ伝えるためには、その言語特有のプロソディを体得する必要があります。
歌はそれを自然に学ぶことができる教材だといえます。
そしてイギリス人でもアメリカ人でも、歌の時はニュートラルな英語になる傾向があります。つまり教材がとても豊富。自分の好きな歌を選べばOKです。
(ちなみによく美しい発音と取り上げられる、カーペンターズのカレンのインタビュー動画をみたことがありますが、歌っているときよりずっと強いアメリカ発音でした。)
4.反復練習(聴くのも、声に出すのも)が苦じゃない。むしろ楽しい!
英語の発音を習得するのは簡単ではありません。
どの教材を使っても、何回も、何十回も練習を繰り返さなければなりません。
最初はよ~し、やるぞ!と思って始めてみても、続けることは大変です。
実は、英語学習での一番の壁は、このモチベーションの維持だと思っています。
極端な話、何十回も練習を続けることができれば、教材など何を選んでもよいのです。
どの教材でも反復練習を続ければ一定の効果は必ずあります。
でも、練習を続けるのは正直しんどい。
しかし、もし、歌うことが好きならば、英語の歌を練習するのは、たとえ何十回であっても、何百回であっても、むしろ楽しめるかもしれません。
リスニング教材を聞くのは飽きても、好きな歌手の歌ならどうでしょう?
ここはどう歌っているのかなあとじっくり聞くのは苦にならないでしょう。完コピするために声に出して練習するのを、家族がもういいよ!といっても続けてしまうかもしれません。
これらが英語の歌を発音練習に使う理由です。
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