英語を学ぶ時に、肝に銘じておくことは「文化の違い」 全米オープンテニス女子決勝(対大坂なおみ選手)のセリーナ選手の抗議を見て思う事
2018-09-10 発音あれこれ
セリーナ選手の猛抗議は、日本人から見ると度を超しているように思えるが
皆様、こんにちは!
発音トレーナーの阿久澤淳子です。
今日は、大坂なおみさんの(なおみちゃんと呼びたい!)
の嬉しいニュースで朝が始まりました!
なおみちゃん、全米オープンテニス、優勝おめでとう!!
でも、セリーナ選手の激しい抗議をニュース映像で見ていて
「ああ、英語を学ぶ時は
言葉の理解の前に、
それを使う人の民族性や文化の違いを
理解しとかなきゃだよなあ。」
と思いました。
日本人から見ると、セリーナ選手の抗議は度を超しているように思えますが、
アメリカは黙って引き下がる文化ではないから、あり得る光景だなあと思いました。
こちらがそのセリーナ猛抗議のニュース映像
https://www.youtube.com/watch?v=uiBrForlj-k&t=29s
セリーナ選手は、1回目の「違反」の時から、
自分はコーチングを受けてはいないと抗議しています。
テニスでは、試合中にコーチからアドバイスを受けることが固く禁じられています。客席にいるコーチから、言葉ではもちろんのこと、手振りや身振りでもコーチングを受けることは「違反行為」なのです。
<0:37 >
I don’t cheat to win. I’d rather lose.
「勝つためにずるなどしない。そんなことするくらいなら、むしろ負けるのを選ぶ。」
そこから、1:00 くらいまでは、
まだ主審に丁寧なものの言い方をしているところを見ると、
最初の違反時に、「1回目の警告を『正式に』受けた」とは
とらえてなかったのだなあと思います。
その認識の違いが、多分あのあとの激烈な抗議へとつながったのでしょう。
cheat という言葉は、「だます」という意味で、
カンニングや浮気をした時にも使われます。
アメリカの小学校に子供を通わせていましたが
遊びでも、もちろん勉強のテストの時も
cheat したと言われるのが、何より恥ずべきことで、
cheatした、いやしてない、というのが喧嘩の種になってました。
「お前は cheater だ!」と言われたら、
「何をっ!」と、とびかかっていくくらいの勢いで否定する、そんな感じです。
そして、アメリカ人にとって fair ではないと感じたら、
猛烈に抗議をするのは当たり前のことなのです。
でも、この映像の最後の方で
セリーナのコーチが
インタビューに答えているのですが、
なんと彼は試合中にコーチングをしたことをあっさり認めています。<12:58>
やってたんかいな!!
ブーイング(主審に対する?)がまだ残る表彰式の会場の雰囲気を変えたのも、
またなおみ選手のとても謙虚な(ある意味日本的な)言葉のチョイスとお辞儀だったのでは?と思います。<4:18~6:06>
https://www.youtube.com/watch?v=jCm3BemDlj8
どちらの英語も聞きやすいので、英語での猛烈な抗議をぜひ聞き取って下さいね!
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